蛍光染料の紫外線カブリ

2枚の画像を用意致しました。
この画像の撮影データーは以下の
とおり共通です。

シャッター速度  1/60sec
絞り値        f 9
ホワイトバランス  太陽光
COMET TW-02による傘バウンズに
よる撮影。 

SPP2.1での現像パラメーターは2枚
とも同じ数値でRAW現像しています。
それでは、両者の被写体の色の違いの原因ですが、一般的にストロボの光源には、紫外線が含まれています。

注: 同じ、ホワイトバランスで撮影していても全体的(背景やマネキンを含めて)に左側の写真が右側に比べて
   青く見えるのは、UVフィルターをストロボに使用している際に色温度が-150K程下がっている為です。

今回撮影に使用した被写体の布地には蛍光染料という白を白く見せる為の特殊な染料が使用されています。
蛍光染料は紫外線を吸収する特性があり、そのまま撮影すると左の写真のように青く変色してしまいます。 
これは銀塩、デジタル両方とも発生する現象であり、ホワイトバランスをプリセットで取得したりカラーメーター
で測定してセットしても回避する事は出来ません。  回避方法としては、まず被写体を良く見て蛍光染料が
含まれていないかを見極める事。 (晴れている窓際でも確認出来ます。) そして含まれている可能性がある
場合は、本撮影の前にテスト撮影を忘れない事。  テスト撮影で蛍光染料が含まれている事が判明した場合は、
撮影時の光源であるストロボの発光部に紫外線吸収用のUVシートフィルターを付けて撮影する事。
(右の写真は 堀内カラー で販売しているUVシートフィルターを装着して撮影しています。)
私は、布系の商品撮影がある場合は、必ずUVシートフィルターを使用するように心がけています。

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<UVフィルター無>
<UVフィルター有>
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