私: お電話ありがとうございます。 担当Daisukeでございます。
客: お願いです・・・助けて下さい。 編集長に殺される〜〜〜(泣
私: どっどうされました?・・・・(汗
客: カメラマンが納品した画像がMacで開かなくて本が出版できないんですぅ・・・
私: そっそれで・・・締め切りは?
客: 今日の15時。(電話を受けた時は13時だったりします。)
今回の電話の主はどうやら出版社の編集の方(女性)のようです。 納品した画像が開かなくて本が出版
できない。 もしかしたら画像ファイルが壊れているのでしょうか?
私: 開かない画像の画像の拡張子は何でしょうか?
客: .○○○になってます。
私: それはRAWデーターですねぇ・・・各カメラメーカーの独自のファイルになりますから一般的に汎用の
アプリケーションでは開きませんよ。
客: カメラマンはRAWで撮影すれば12bitでJPEGより綺麗だしPhotoShopで開くと言って納品して帰りました。
あのカメラマンは嘘を言ったのですか?
私: ハイそれなら嘘です。 そのカメラマンがRAWデーターという物が本当に分っていないのか?
分っていて適当に手抜きしているのかは分りません。
RAWとは文字通り”生”という意味があります。 カメラ側の画像処理エンジンでは加工していない為、
撮影後にパソコンと専用アプリケーションでRAW現像しJPEG等の汎用データーにする必要があります。
RAWで撮りっ放しでは綺麗ではありません。 普通デジタルデーターはJPEGで納品しませんか?
客: つまり・・・あのカメラマンはその現像作業を私達に押し付けて撮りっ放しで帰ったと・・・そういう事ですか?
私: まあその人がRAWを分っているのであれば、そうなりますかねぇ・・・(汗
客: つまり・・・それは未現像のフィルムを置いて帰ったと同じ事になりますかねぇ・・・
私: そうですねぇ・・・まずは納品したカメラマンさんと連絡した方が良いかと思いますね。
客: 糞カメラマンがぁ!! ぶっ殺す!! ガチャン!!
カメラマンの生死、安否に関しては不明です。 編集部に拘束された場合タダでは済まないでしょうねぇ。
次の仕事はもう無いでしょうねぇ・・・ご愁傷様 (はあと
RAWで撮りっ放しで納品して帰るという神経がその道のプロとして理解が出来ません。
お金を貰っているんだという事が分れば、手抜き納品は言語道断。 悪いけど潰れて下さい。 さようなら・・・
本が出版できません